何処にでも一つはあるような

「自称進学校」に通う蒼たち

 

 高校2年生になり、進路選択を迫られる中、

彼らはそれぞれが心に抱いている

捨てられずにいた。

 

その夢に立ちはだかる「親」という壁。

 

子供の言葉を聞こうとしない親に耐えかねた彼らは亮介の話を皮切りに自身らの主張を届けるべく、

旧・部室棟の放送室での籠城作戦を実行に移す。

 

果たして、この物語はどこに帰趨するのか。

 

 思春期に親に対して抱いていた想いが、

そして、親が子に対して抱いていた想いが

舞台を通じて回顧される、そんなお話。